為替相場はパニックが動かすものです

為替相場はパニックが動かすものです

為替相場というのは、パニックが動かすものなんです。

反対に言うと、パニックが無いと為替相場は動きません。

予想できない何か新しい要因が生まれるからこそ、それに反応して売り買いが起こり、為替相場が変動します。

そりゃそうです。

何も変わらないのだったら、予測できることばっかりだったら、値は動かないのです。

予想できないことが起こったから・・・起こるかもしれない・・・。

それで動きます。

しかも、その動きは多数派の負け組が作るのです。

まるで、非常口に我先に逃げようとする群衆のように、ポジションを解消する行動に出ます。

まあ、そうしないと損が膨らんでしまいますからね。

特にFXの場合は、レバレッジが高く効いていますので、例えば現物株を買いでエントリーしているように、塩漬けでずーと持っているわけにはいかないのです。

そういう状況になると、とにかく早く逃げないといけませんから、どんなに割安でも売らないとヤバイことになってしまいます。

為替相場が動いたパニック例

では、パニックで相場が動いた例を見てみましょう。

1:スイス国立銀行がユーロの買い支えを止めると発表した時にユーロ/スイスフランが暴落した

2015年1月15日のことですが、スイス国立銀行が4年間ユーロの買い支えをしてきた金融政策を、突然「止める」と発表したんですね。

そうなれば当然ユーロはパニックで売られます。

スイス国立銀行が買い支えを止めると発表した時のユーロ/スイスフランが暴落したチャート図

ほんの数分間で、20%くらい暴落してしまいました。

まあ、このEUR/CHFは日本人はあまり多くトレードしないペアでしたので、大きな被害を受けた人は少なかったですが、ヨーロッパのFX業者や銀行はとんでもない損害を受けたんです。

倒産したところもありました。

2:イギリスのEU離脱が国民投票で決まり英ポンド/米ドルが暴落した

2016年6月24日に、イギリスでEU残留か離脱かを問う国民投票があったのですが、大方の予想に反してEU離脱が決まりました。

これを受けて為替相場がパニックに陥り、イギリスポンドは売られ、BGP/USDが約13%も暴落しました。

イギリスのEU離脱が国民投票で決まりBGP/USDが暴落した時のチャート図

これには、やっぱり多数派の甘さが出ていると思います。

わざわざ国民投票までして問うということは、離脱賛成派もかなり多いということであり、もし少なかったら、そもそも多くの税金を使って国民投票なんてしないわけです。

それなのに、テレビや新聞を中心としたマスコミが希望的観測で「EU残留が多数」であるかのような報道を続けたために、多数派はそれを安易に信じて、ポンド買いのポジションを持ってしまっていたわけです。

3:アメリカ大統領選挙でトランプ候補が当確でドルが暴落し、その後回復で上昇

2016年11月8日に、アメリカの大統領選挙が行われました。

この時も、テレビや新聞を中心としたマスコミが希望的観測で「ヒラリー有利」であるかのような報道を続けたために、多数派はそれを安易に信じて、ドル買いのポジションを持ってしまっていたわけです。

しかし、開票速報ではトランプが優勢となり、ドルは暴落しました。

トランプ候補が当選確実となった時のUSD/JPYの暴落から戻る時のチャート図

その後に当選確実となり、さらにドル安が進みましたが、その後に急に展開が変わりドルが反転上昇しました。

そのタイミングは、トランプの勝利宣言の演説でした。

以前からの暴言は鳴りを潜めて、とても普通の無難なスピーチをしたんですね。

それで市場に安心感が広がったことと、もう一つ大きな要素は、「もしかしてトランプ?」をすでに為替相場が織り込んでいたからなんです。

下のチャート図を見ていただきたいのですが、ドル円でしばらく120円付近だったものが、1月のチャイナショックと、6月のイギリスEU離脱ショック(ブレグジット)でドルがずっと下げてきた状況でした。

トランプリスクを織り込んでいた証拠のチャート図

それらもドルが弱含む(リスク回避で円が買われ円高)要因ではあったのですが、それプラス、トランプが選挙戦を通して意外に善戦していることから、「もしかしてトランプ?」というのを警戒してドル買いのポジションを外す動きが強かったんです。

というのも、これは6月にイギリスのEU離脱ショックが無かったならば、だいぶ違っていたはずです。

つい最近、「まさか」が起ったので、「アメリカ大統領選挙でもありえる」という意識・警戒が起こりやすかったのです。

ということで、トランプショックがあったにも関わらず、事前にある程度織り込んでいて、ドル買いポジションが多くなかったことが幸いして、またトランプの演説が無難だったことも合わせて、ドル売りが止まって、買いに転じたというものでした。

もちろん、その後もトランプが暴言を吐いたり変な人事をしてしまえば、ドルは当然売られることになります。

しかしそれも、市場がトランプの能力を知り、慣れて、期待したり驚かなくなれば、反応はしなくなり、為替相場も動かなくなるというわけです。

まとめ

さて、相場変動のカギは、やっぱりパニックでした。

パニックに巻き込まれないように、大きなイベントの前後はポジションを外す、手を出さないようにするか、あるいはそのパニックを利用して有利にエントリーするか、になります。

イベント自体は、証券会社のサイトにログインすれば見れます。

年間の予定表や、その日の世界各国のタイムスケジュールは把握できます。

選挙・国民投票はもちろん、中央銀行の会議・要人の記者会見や、経済指標の発表などです。

多数派の負け組が予想できないことが起るから、パニックで値が変動します。

それを冷静に見て、良いポジションが取れる勝ち組になりましょう!

そのために、次郎吉の解説で勉強していきましょうね(^_^)

 


 

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